パニック発作の対処法

パニック発作が起きたとき周りの人ができる対処法5選。

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パニック障害の専門家、心理カウンセラーの三木ヒロシです。

 

あなたの身近な人、親しい人が突如パニック発作を起こしたら、あなたはどのような反応をするでしょうか?

驚いてなにもできなくなるでしょうか?突然のできごとに固まってしまうでしょうか?それとも迅速に対応できるでしょうか?

身近な人が突然パニック発作を起こしたら、とても驚くし正直怖い気持ちもあるかもしれませんね。

普通の人はパニック障害、パニック発作の知識を有しているわけではないので、その場に直面したら混乱してしまうのは当然と言えるかもしれません。

そこで今回は、突如身近な人がパニック発作を起こしたとき、周りにいる人ができる対処法についてお話をしていきますね。

 

周りの人が知らねばならない重要なマインドセット

 

「私、パニック障害なんです」

と、もし困っている、悩んでいることを打ち明けられたら、あなたはどのような応答をしますか?

パニック障害がわからず聞き流してしまいますか?それとも驚いたけれども親身になって話を聞いてあげますか?

正直、医師や専門家でない限りは驚くでしょうし、どうしたらいいのか?見当もつかないと思います。

あたふたしてしまうかもしれませんし、驚きを隠せないかもしれませんね。

ですが、実は自分がパニック障害であることをカミングアウトできずにいる、言い出せないまま黙ってしまう人はとても多いものです。

パニック障害に陥る人はある意味デリケートな人が多いので、

 

「カミングアウトしたら変な目で見られるのではないか?」

「おかしい人だとレッテルを貼られてしまうのでは・・・」

 

と敏感に考え、できるだけ自分が傷つかないような行動をとることは少なくありません。

そういう思考を持っている人が多いので、自分から「助けて!」と言えない人も多いんですね。

そんなとき、あなたの態度がとても大切になります。

そもそもカウンセラーやセラピストなどの専門職でない限り、いきなりカミングアウトされても正直困ってしまうこともあるでしょう。

ですが、カミングアウトされたからといって肩に力を入れて「なんとかしなければ!」と考える必要はありません。

その状況において大切なことは、

「理解しようとすることに努め、しっかり寄り添い話を聞いてあげる」

ということなんですね。

簡単には理解できることではありませんが、理解しようとしてくれる態度、行動にパニック障害の当事者は気持ちが楽になり、それだけでホッとするものです。

そして、寄り添い話を聞いてあげたら一緒にパニック障害の改善に向けて考えていくことです。

どのような改善方法や治し方があるのか?専門家はどこにいるのか?どのようなことを考えて行動をしていけばいいのか?

一緒に真剣に考えてあげること、改善への道を探していくこと。

パニック障害において味方がいることは、当事者にとってとても嬉しく気持ちが晴れるものです。

 

周りの人ができるパニック発作の対処法5選

 

ここからは実際にパニック発作が起きたとき、起きそうな予感がしたときに周りの人ができる対処法についてお話をしていきます。

対処法に入る前、まず重要なことは、焦らずに落ち着いて対処にあたる、ということです。

あなたが焦ってしまうとパニック障害の当事者にも焦りが移り、冷静な判断ができなくなり負のスパイラルに陥ってしまう可能性が高いんですね。

ですので、まずは周りにいる人が落ち着くこと。深呼吸などをくり返し呼吸を整えて、落ち着いてきたら対処に入っていきましょう。

 

1)名前、生年月日、住所などを口に出して答えてもらう

 

自分自身や家族、親、親戚、友達、同僚、知り合いなどの名前、生年月日、わかれば住所などを質問し答えてもらう方法です。

この対処法のポイントは、意識をパニック発作とは違うところに向けさせることです。

パニック発作に陥るとその状態に意識が集中してしまい、なかなかそこから抜け出せなくなります。

また、人間の意識は基本的にひとつのことにしか集中させることができません。

ですので、できるだけ質問をして考えてもらい、しっかりと回答してもらうこと。

場合によっては同じ質問を何度かおこない、意識を質問に向かせるようにすること。

この質問を何度かくり返していくことで、パニック発作から抜け出すことができるでしょう。

 

2)簡単な計算をしてもらう

 

簡単な足し算や引き算、掛け算などを質問し、それに回答してもらう方法です。

この方法も上記の名前、生年月日と一緒で、いかに意識をまったく別のところに向かせるか?が大切になってきます。

パニック発作に陥った当事者は自分の世界に引きこもり、周りの声が聞こえずらくなることが多々あります。

そんなとき、もし聞こえていないようであれば何度も同じ計算式を伝え、答えてもらいましょう。

一度でも答えることができると意識が計算に向くので、間髪いれずに計算式を出し答えてもらう必要があるんですね。

難しい計算をじっくり考えてもらうのではなく、比較的単純な計算式を数多くだすことがポイントになります。

 

3)痛みで感覚を取り戻してもらう

 

強い痛みは必要ありませんが、軽めの痛みを与えて自分の世界から外界の世界に戻ってきてもらう方法です。

やり方としては、軽く頬や腕、足などを叩きます。

あまり軽すぎても効果がありませんので、「パチン」と音がするくらいが目安でしょうか。

また、腕に輪ゴムをハメておいてもらい、パニック発作は予期不安が起きてきたら周りの人がそれを引っ張り「パチン!」とさせるのも有効ですね。

ポイントとしては、当事者が意識を痛みに向けるまで数回くり返すということです。

 

4)周囲に置いてあるものの名称を一つずつ答えてもらう

 

これは1と2に似ている方法ですが、当事者の周りにあるものに意識を向けさせ、パニック発作や予期不安から抜け出してもらう方法です。

身の回りというのはけっこういろいろなものがあるものです。

例えばですが、家のなかであればテーブル、カーテン、イス、タンス、本棚、パソコン、ゲーム機、蛍光灯、カレンダー、コンポ、CDラック、などなど。

家の外であれば、車、電信柱、建物、自動販売機、電線、マンション、畑、川、ネコ、犬、自転車、オートバイ、デパート、病院、などですね。

とにかく目に見えたものをところ構わず質問し、それに答えてもらうという方法なんですね。

こちらも自分の世界に向いている意識を外界に向けるようにし、落ち着いた意識を取り戻してもらう方法です。

場合によっては当事者から答えを得られないときがありますが、それでも何度でも質問をくり返していくことが大切です。

 

5)会話に集中してもらう方法

 

これは誰かとの会話を続けることによってニック発作や予期不安から抜け出す方法です。

会話の内容はどのようなことでもかまいません。たとえば日々の雑談や最近起きた楽しかったこと、イラっときたことなど。

会社でのできごとや家族の話題、好きなことや趣味の語り合いでもかまいません。

会話をしばらく続けてもらうことで意識を会話の中身にもっていき、発作や予期不安への意識をすり替えてしまう方法なんですね。

会話というのは頭を使うこと、考えることをしなければ長続きしませんので、意識を発作に向けないようにするにはとても都合が良いんですね。

会話がうまく続いていくと、自然に発作や予期不安への考えは止まりますので、いかにうまく会話を続かせるか?が一つのポイントになります。

 

まとめ

 

今回お話したパニック発作の対処法は、周りの人が焦らず慣れることで必ず当事者を落ち着かせることができます。

パニック発作が起きたときや起きそうな気配がしたとき、そっと寄り添い、上記5つのどれかを試してみましょう。

まずは周りの人が一呼吸ついて落ち着き、ゆっくりと実践していく。パニック発作の当事者を先導するような形でおこなってみてください。

周りの人が落ち着いているだけでも、パニック発作の当事者はある程度落ち着きを取り戻すものですので。

ぜひ今回お話した知識を活かし、パニック発作で困っている人の手助けをしてあげてほしいな、と思います。

 

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