パニック障害と併発しやすい病について マインドセット

嘔吐恐怖症の原因と3ステップの克服法について。

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パニック障害専門カウンセラー三木ヒロシ

パニック障害に特化したカウンセラー。これまで約2000人の方にパニック障害の完治、改善へのカウンセリングをおこない多くの人の支援をしている。カウンセリングの他に講座やセミナーも定期的に開催している。 >>詳しいプロフィールはこちらから

 

パニック障害専門カウンセラーの三木ヒロシです。

 

「嘔吐恐怖症」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

これは自分が嘔吐すること、または他人が嘔吐している姿、道端にある吐しゃ物などに過敏に反応し、強い恐怖を感じてしまうひとつの神経症と呼ばれるものです。

また、嘔吐という言葉を聞くのもツラかったり文字を見るのでさえ気分を害してしまうことがあります。

この「嘔吐恐怖症」はパニック障害と関係性があり、パニック障害と併発している人も多く見られます。

もしかしたらあなたもいま現在「嘔吐恐怖症」で悩み苦しんでいるかもしれませんね。

結果には必ず原因があり、そしてそれを解消させるための術があります。もちろん今回のお題である「嘔吐恐怖症」も例外ではなくそこの至る原因があり克服法が存在しています。

「嘔吐恐怖症」に至るまでの原因、そしてそれを克服していくにはどのようなことが必要であり、どのようなステップを踏めば良いか?詳しくお話していこうと思います。

 

「嘔吐恐怖症」に陥ってしまう原因とはなにか?

 

先ほどもお話しましたが、結果には必ず原因があります。そしてそれを見極めること、見極めながら克服までの正しいステップを踏むことが必要となります。

そもそも「嘔吐恐怖症」に陥る原因とはどのようなことが考えられるのでしょうか?

原因には個人差があり、人によって「嘔吐恐怖症」に陥る原因は様々です。ですが、多くの人に見受けれる原因としては下記のようなものがあります。

 

・完璧、完全主義でありものごとをしっかりと判断する

・心配性の気があり常に心配が付きまとっている

・白黒思考(100-0思考)が強くものごとを白か黒か両極端で考える

・不安に敏感であり感じやすい

 

大きく分けるとこの4つとなり、これは「嘔吐恐怖症」に陥る多くの人にほぼ共通していることです(もちろん例外もあります)。

人間であれば上記の4つはほどほどに持っているものですが、「嘔吐恐怖症」の人はこの4つがとても強く出やすい傾向にあるようです。

では上記4つの項目についてご説明をしていきましょう。

 

・完璧、完全主義でありものごとをしっかりと判断する

 

完璧・完全主義というのはどのようなことについても完璧や完全を求め、グレーな要素を許すことができない状態を表します。

その多くはものごとに深いこだわりを持ち、徹底してミスすることなく上手にこなそうという思考が働いています。

完璧・完全主義の多くは子どもであった頃、両親や養育的立場(先生や保護者など)の人からミスを許されなかったり完璧・完全であることを求めれています。

または両親や養育的立場の人が完璧・完全主義であったため、その行動や姿勢を自分のなかに取り入れている可能性も考えられます。

 

・心配性の気があり常に心配が付きまとっている

 

心配性というのは、あらゆることに対して心配が付きまとってしまうことで、リラックスして落ち着くことがなかなかできない性分のことです。

対人関係からプライベート、親兄弟のこと、家族のこと、仕事のこと、家事や育児のことなど個人差はありますが、色々なことに対して過度に心配をしてしまいます。

これも多くは小さな子どもの頃、両親や養育的立場の人からの影響が多くその人たちが常になにかに対して心配をしている姿や態度を見ていた、もしくは自分が常に心配されていたことが原因となります。

もしくはなにかものごとに対し過度にこだわりが強い場合も心配性になってしまう可能性があります。

 

・白黒思考(100-0思考)が強くものごとを白か黒か両極端で考える

 

白黒思考というのはその名の通り、あらゆるものごとや事象にたいして白か?黒か?という両極端な考えかたで収めようとしてしまうことです。

白黒思考自体は悪いことではありませんが、それが過度に出過ぎてしまうと自分で自分を苦しめてしまうことにつながり、やはりこころにも身体にも良いものではありません。

これも小さな子どもの頃に両親や養育的立場の人からの影響が多く、キッパリどちらか判断することは正しいことであり早くものごとを決断されるよう要求されたことが考えられます。

 

・不安に敏感であり感じやすい

 

パニック障害に陥ってしまう人も本来どちらかというと不安が強く出やすい傾向にあり、不安という感情はひとつのキーワードになっています。

不安は本来自分の身を守るためにある感情ですので、無くてはならないものです。ですが、それが過度に出過ぎてしまったり敏感過ぎてしまうと自分自身を追い込むことにつながっていきます。

これも多くは両親や養育的立場の人からの影響であり、そのような姿を見ていたり自ら不安を感じさせられるような状態にいたことが原因となります。

 

「嘔吐恐怖症」を克服するために必要な3つの考えかたと行動の仕方

 

「嘔吐恐怖症」というのはいきなりそれに陥ることは少なく、知らず知らず小さく積み上げてきたストレスなどがどこかの時点で溢れだしてしまい発症に至ります。

ではいったい、嘔吐恐怖症を克服していくためにはどのようなことが必要になるのでしょうか?

嘔吐恐怖症を克服していくためには2つの要素から見ていく必要があり、それは、

 

・嘔吐という現象に対しての考えを修正していく

・怖いという感情を適切に消化させていく

・行動して成功体験を積み重ねていく

 

となっています。すなわち「思考・感情・行動」というプロセスを通していくことが必要であり大切なことになります。

ではこちらもひとつずつご説明をしていきましょう。

 

・嘔吐という現象に対しての考えを修正していく

 

「嘔吐」という現象は具合が悪くなったときや体調が思わしくないとき、または胃腸の不快感が強いときなどに胃の中のものを吐き出すことによって体調を正常に戻すという働きがあります。

本来「嘔吐」という現象は気持ちの良いものではありませんが、そこに怖さや不安を感じる必要はありません。

「嘔吐が怖い」という考えかたを「嘔吐は普通であり怖いものではない」という考えかたにシフトチェンジしていくんですね。

この思考の修正にはひとつコツがあり、それは嘔吐に対してなにがどのように怖いのか?どのように不安なのか?それには自分のなかでどのような意味があるのか?書き出して整理していくことです。

ノートや紙、そしてボールペンなどの書くものを用意して、おもむろに嘔吐という現象について自分が考えていることをザーっと書き出していきます。

書き出す内容は「嘔吐について思っていること」であればどのようなことでも構いませんし、制限などは一切ありません。

考え付く限り、思いつく限り、小さなことでも良いのでとにかく書き出していきます。

また、キレイに書いたり文字を整えていく必要もありません。書きなぐるように荒々しく書いていっても大丈夫です。

ザーッと書き出していくことで頭のなかが整理され、嘔吐=怖いという認知がちょっとずつ変化していきますので。

 

・怖いという感情を適切に消化させていく

 

怖さや不安という感情は人間がもつ本能的な感情ですので、それをキレイに消してしまうことはできません。

ですが、過度に敏感になり感じてしまうことを適切な状態まで戻していく、消化させていくことは可能です。

それには「感情消化法」という感情を解消させていくメソッドが有効であり、そのメソッドを自由に使うことができるようになると大きな武器となりますので。

感情消化法のやり方ですが、

 

1)まずは呼吸を整えて姿勢を正す

2)怖さや不安を感じている身体の部分に手を当て「私は怖くても良い、もちろん怖くてもOKだ」と感情を肯定する

3)感情の肯定を数回繰り返し、落ち着いてくるまでおこなう

 

となっています。これをおこなうポイントは、しっかりとその感情を感じながらおこない「大丈夫」という言葉ではなく「~で良い」という言葉を使うことです。

「大丈夫、大丈夫」というような言葉を使う人は多いのですが、実は大丈夫な状態ではないのに大丈夫という言葉を使うと身体は混乱してしまい余計に怖さや不安が強くなることがあります。

無意識の部分が大丈夫という言葉に反応し、「本当に大丈夫なの!?」と疑問をもってしまうんですね。

そうならないよう、「私は怖くても良い、もちろん怖くてもOKだ」というようにその感情をそっくりそのまま肯定してしまうことが大切です。

また、感情を適切に消化させたり感情のコントロールを覚えていくのに専門家のカウンセリングを利用することも重要です。

専門家のカウンセリングを受けることで思考や感情を変化させ、それにともない行動に変化を促す効果がありますので。

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・行動して成功体験を積み重ねていく

 

考えかたの修正をおこなう、感情を適切に解消や消化をしていきながら克服のための行動をしていきます。

克服のための行動というのは、苦手に感じている場所に行く、苦手な場面に身をさらしていくことです。

「嘔吐恐怖症」を発症すると、外出が苦手になってしまったり出かけられる範囲が狭まってしまうことは多々あります。

それをあえて苦手な場所や場面に出向きなにも問題なく行動できたことを積み重ね、成功体験を自分のなかに落とし込んでいくんですね。

行動すること、行動からでしか適切な変化、克服に至りません。その前段階である思考の修正、感情の消化をしていくことで行動する気持ちも高まりますので。

行動するには勇気が必要になります。自由でありなにも問題ないと感じられる未来を手に入れるには、ちょっとの勇気を少しずつの行動が重要になります。

また、苦手な場所や場面に身を置くと自然と呼吸が浅くなり、それにより焦りが生じいてもたってもいられない感覚になってしまうことがあります。

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まとめ

 

「嘔吐恐怖症」は適切な道のりを歩めば適切に克服、改善できるものです。

それには思考を修正させる、感情を消化させる、行動を起こす、そして専門家のカウンセリングを受けることでさらに弾みがつきますので。

まずはいまできること、小さな一歩で大丈夫ですので踏み出してみましょう。

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