パニック障害に似ている病状一覧

 

突如としてパニック発作が起きると戸惑い、驚き、多くの人は身体的な病気を考え、内科を受診します。

 

動悸や震え、呼吸困難、冷や汗や火照り、めまい、離人感、お腹の痛みなど、いろいろな症状に襲われてしまうので、内科を受診するのはもっともでしょう。

 

このページでは、パニック発作、パニック障害に間違われやすい、似ている病状についてお話します。

 

過換気症候群

過換気症候群はパニック発作ととても似ているため、よく間違われやすい病状でもあります。

 

過換気症候群とは、呼吸する回数が多く早くなるとそれにともない体内の二酸化炭素が低下して、めまいや震え、場合によっては失神などが引き起こされる病状です。

 

呼吸する回数が多く早くなる原因としては、積み重なる不安や常に付きまとう緊張、または号泣したときなどのしゃくりあげているときの情動性のストレスです。

 

男性もなりますが、どちらかというと若い女性が陥る傾向にあるものです。

 

心臓神経症

いまでこそ「神経症」という名称、「心臓神経症」という診断は無くなりましたが、パニック障害という名称が定着する前の多くは「心臓神経症」として診断されることが多々ありました。

 

動悸や息切れ、呼吸困難やめまい、胸痛など心臓病によく見られる状態であるにも関わらず、心臓を検査してもなにも異常が見つからなかったものを「心臓神経症」と診断していました。

 

心臓神経症の原因としても度重なるストレス、過労、付きまとう不安感などから引き起こされるとされています。

 

自律神経失調症

心臓神経症と同じく、いまは「自律神経失調症」という病名も使われていません。こちらもパニック障害という名称が定着されるまでは、よく診断されていた病状です。

 

動悸、めまい、頭痛、下痢、憂鬱感、倦怠感、などが起こり、検査をしてもなにも見つからず問題がないとき、とりあえずの病名として使われていたのが、自律神経失調症です。

 

また、自律神経失調症という正式な病名はありません。

 

これは自律神経系に起きる症状の総称であって、正しい正式な診断名ではありません。

 

不安神経症

「不安」という感情が起こり、それを主な症状として神経症のことを「不安神経症」と言います。

 

「不安」という感情は誰でもが経験する感情であり、本能的な感情のひとつです。ですが、この「不安神経症」は病的と言えるような不安に脅かされ、日常の生活にも困難を強いられてしまうような状態になります。

 

一般的に「神経症」と呼ばれるものは心理的な出来事が原因となるとされていますが、実際にはそのような出来事がみられない、垣間見えないことも多々あります。

 

もともとが不安体質であったり心配性であったりというところから発生しているとも考えられており、女性に多く見受けられる症状です。

 

慢性的な不安はもとより、めまい、震え、動悸、発汗、息苦しさ、不眠、過敏、過緊張、頭痛、などが見られます。

 

現在では「神経症」という呼び名自体は使われていません。

 

期外収縮

「期外収縮」というのは不整脈のひとつとされており、不規則に脈が打たれる状態を「期外収縮」と呼びます。

 

脈というのは本来一定の安定したリズムになっているものですが、それが突然早く脈うったり、一拍ほど遅れて脈が打たれる、一拍飛んで打たれるなどが起こります。

 

この「期外収縮」は起きても無自覚なことが多いのですが、動悸やめまい、血圧の低下、胸の違和感や痛みなどが発端となってわかることもあります。

 

「期外収縮」は健康な人でもみられる不整脈であり、それは年齢を重ねるにつれて頻度が高くなると言われています。また「期外収縮」自体は問題ないことが大半と言われています。

 

不整脈

「不整脈」というのは脈の打ちかたがいままでと違う状態になることで、とても早く脈が打たれたり(頻脈)、逆に遅く脈が打たれたり(徐脈)することを指します。

 

ドキドキ感(動悸)から不整脈に気がつくときもありますし、脈をとってみたときにとても早く打っていたり、逆に遅く打たれたり、不規則な打ちかたになったり、と現れかたは様々です。

 

息を吸うと脈は早くなり、息を吐き出すと遅くなります。運動したり体温が上昇することでも脈は早くなりますので、病的なものだけでなく生理的なものも含まれます。

 

狭心症

「狭心症」というのは心臓にある血管が何かしらの原因により狭くなってしまい、血流が阻害され巡らない状態のことです。

 

血流が阻害されたことにより血流が悪くなると、心臓の筋肉に十分な酸素が行きわたらず、それにより胸の痛み、胸の圧迫感などが生じます。

 

「狭心症」での主な病状としては胸全体に広がる痛み、圧迫感、詰まる感じや締め付けられる感じなどがあります。また、胃が重たく感じる、のどが詰まった感じ、肩から腕への痛み、などもときにより生じます。

 

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

「バセドウ病」というのは“自己免疫疾患”と言われているもので、首の前面にある甲状腺の働きが活発になり、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまい、あらゆる病状を引き起こしてしまうものです。

 

甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうことで、火照りや発汗、動悸や息切れ、疲れやすい、手が震える、怒りっぽくなったりイライラする、体重が減少する、軟便や下痢になる、ということが起こりやすくなります。

 

低血糖

「低血糖」というのは糖尿病を患っている人に良くみられる病状です。そして「低血糖」にはいろいろな症状があり、人によって発生することも様々です。

 

表れる症状としては、火照りや発汗、手足の震え、動悸、不安感、空腹感、頭痛、脱力感、眠気、疲労感、ろれつが回らない、などがあります。

 

先ほども言いましたが「低血糖」にはいろいろな症状があるので、すべての人が上記のような症状が必ずしも出るとは限りません。

 

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